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日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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2019年 08月 17日 ( 1 )

熱狂と真実(1)

〈ピラトは改めて、「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか」と言った。群衆はまた叫んだ。「十字架につけろ。」ピラトは言った。「いったいどんな悪事を働いたというのか。」群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び立てた。〉(マルコによる福音書15章12〜14節)。

★人々の「十字架につけろ」の叫びは止まらなくっていきます。裁判とは真実を明らかにする場であるはずですが、真実よりも人々の熱狂が物事を突き動かしていきます。ピラトは真実を見極めることを放棄して、「群衆を満足させようと思って」、つまり群衆の感情にまかせた熱狂に従ってバラバを釈放し、イエスを鞭打って、十字架につけるのです。

★感情にまかせて熱狂する群衆の姿は、今もわたしたちの身近なところで起こっているように思います。今、お隣りの韓国との関係が大変厳しい状況になって、日本社会では「韓国はけしからん」というような感情が高まっています。政治家が交渉の場面で感情を高ぶらせる姿さえ見られます。それに煽られて人々の間でまた、排外的な感情が高まることになります。

★1932年、日本は謀略を重ねて中国東北部に日本の傀儡国家満州国を建国します。それを国際連盟で指摘されると、日本は憤激して国際連盟議場から退場し、国際連盟を脱退します。帰国した松岡洋右全権を日本人は歓呼の声で迎えたと言います。そうして日本は孤立を深め、泥沼の戦争へと突き進んでいきました。いままた、真実を見極めることをおろそかにして感情に走って行くことによって同じ道をたどるのではないかと危惧するのです。(つづく)


by oji-church | 2019-08-17 06:44 | 牧師からのメッセ-ジ