日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

10月28日の週報コラム「ひだり手」

一杯の水の中にある「世界」

〈わたしの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける〉(マルコによる福音書9章41節)。

★わたしたちはいくつかの組織に属しながらこの世に生きています。例えば教会に属している。自分の家族に属している。日本という国に属している。わたしたちは、そんな自分の属する組織の中で人生の大半の時間を過ごしています。そこなら気心が知れて、安心して信頼できると思っています。でもここでイエス様が言わるのは、そういう人のことではありません。通りすがりの見ず知らずの人が、自分に一杯の水を与えてくれる。そんな出会いがこの世にはある。そのとき、わたしたちは教えられるのです。自分の属している組織の外にも、人間が、生きているということ、お互いに助け合い、支え合う人間同士の関係がそこにもあるんだということを、です。

★自分の属している組織の外、そこはこの世界全体と言ってもいいでしょう。たった一杯の水が、この世界全体を見直す、広いまなざしをわたしたちに与えてくれることがあるのです。その広いまなざしはおそらく、神様のまなざし、神様がこの世界を見るまなざしなのでしょう。この世界はすべて神様が創られた世界です。だから、神様はこの世界を「敵」と「味方」との色分けして見ることをしません。神様は遠くにおられて、この世界全体を見渡しながら、しかしそれと同時に、旅人に一杯の水を恵む一人の小さな人を見逃すことをしないのです。

★世界全体が「敵」「味方」に色分けされ、分断が進む今の時代、わたしたちに必要なのは、この神様のまなざし、同じ組織に属する仲間内にとどまらない広いまなざし、しかし同時に小さな、見ず知らずの人の人間としての人間らしい温かみを見逃すことのない神様のまなざしを与えられることなのでしょう。



by oji-church | 2018-10-31 12:16 | 牧師からのメッセ-ジ