日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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5月20日の週報コラム「ひだり手」

「あなたはわたしの愛する子」

〈イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え〉(マルコによる福音書5章11~12節)〈「あなたはわたしの愛する子。わたしの心に適う者」〉(マルコによる福音書1章11節)。

★わたしたちの日々の生活は、いつもいろんな不安にさらされています。安心して生きていきたいというのは誰しもの願いですが、いろんな不安にさらされる生活の中で、是が非でも自分の安心感を得ようとすれば、自分以外の人と「安心」の奪い合いとなり、やがて人間同士傷つけあい、殺し合いにまで発展してしまうこともあります。
★五千人の人が集まった場で、食べ物がパンが五つと魚が二匹しかなかったとしたら、それは不安極まりない状況でしょう。けれどもイエス様はそこで、パンと魚を手にとって、天を仰いで賛美の祈りを唱えます。この不安極まりない状況の中で、イエス様はいったい何を賛美(=感謝)したのだろうか、不思議に思います。
★福音書の初めに、イエス様が洗礼者ヨハネから洗礼を受けた時、天からこんな声が聞こえてきたとあります。「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」。この声は一人イエス様だけが受けた声ではないと思うのです。いまここに生きているわたしたち誰しもが、もうすでに、生まれながらにして神様からこのように、呼びかけられてしまっているということ。それをイエス様はご自身の身を以て、わたしたちに知らせてくれたのです。この神様の呼び声、天から響くその声にむかって、イエス様は天を仰いで賛美の祈りを、感謝の祈りを献げたのではないでしょうか。
★生まれながらのいのちそのものを愛して呼びかけられている神様のこの呼び声を聴き、知っている限り、わたしたちは自分の力でもって自分の安心感を確保しようと、欲望を募らせる必要はなく、むしろ、その代わりに、この神様の呼び声を、分かち合い、互いを愛して呼び掛けあう生き方へと導かれ、遣わされて行くのでしょう。
by oji-church | 2018-05-16 14:07 | 牧師からのメッセ-ジ