日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


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降誕劇

12月22日のクリスマス礼拝にて、降誕劇を敢行。たった1回練習しただけ。当日飛び入りの役者もいましたが、なんとか形になりました。
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by oji-church | 2013-12-25 17:04 | 全体のお知らせ

皇帝ダリア

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教会の植え込みにある皇帝ダリアという花。ニョキニョキと2メートル以上に伸びるのですが、柔らかくて倒れてしまいます。仕方なく隣のオリーブの木に立てかけておいたところ、昨日の朝、花が朝日に透かされて綺麗だったので。

by oji-church | 2013-12-25 16:56 | みちばたの教会
「クリスマスが表すのは」

★何年か前から、わたしたちの暮らすこの社会は「無縁社会」だと言われるようになりました。確かに今、高齢化や少子化、長引く不況によってこれまでのように家族という単位では人間同士が支え合って生きることが難しい社会になっています。家族が支えきれないから誰かを家族から切り離し、切り捨てる。家族が便りにならないから、家族から離れて生きて行かざるを得ない。そうして家族という縁、血縁から切り離される「無縁」の人が増えています。
★その一方で、「バイ、マイ、アベノミクス」「オレのアベノミクスに金を出せ。そうすれば幸せにしてやる」と豪語する人に率いられた金儲け第一主義は、総てを競争に曝し、他方で都合の悪いことは秘密にし、その秘密の裏側で金儲けのためなら武器を売ることも、戦争をやることも辞さず、それを明らかにしようとするものは処罰し、そうして人々を萎縮させ、ますます人をありとあらゆる人間の、暖かみのあるつながりから切り離し、無縁にし、ただ国家の下にのみかしづかせようとしています。その姿はあの聖書に出てくる「ひれ伏してわたしを拝むなら、この世のすべての国々とその繁栄をみんな与えよう」と言う悪魔の姿とうり二つではないか。
★わたしたちはクリスマスを迎えます。クリスマスが表しているのは、生まれて屋根も壁もないところで飼い葉桶の中に布にくるんで寝かされなければならなかった赤ちゃんも、外国からの旅人である三人の博士も、野宿をせざるをえない羊飼いも、みんな分け隔て無く集まって、一つの命の誕生を守り喜んだ出来事です。何も無くても、その情景にわたしたちは心と体とを温めあれます。わたしたちはそのイエスの命の誕生を待ち望む時を今迎えています。わたしたちの傍らに、人と人とを分けるすべての隔てを取り除く一つの命、イエス・キリストの命が今も共にあることをわたしたちは待ち望み、願い求めます。
by oji-church | 2013-12-25 16:48 | 牧師からのメッセ-ジ
「由らしむべし、知らしむべからず」(3)

★12月6日(金)に「特定秘密保護法案」は、参議院委員会で抜き打ちの強行採決され、間を置かずに本会議で採決に掛けられ与党単独の賛成によって可決され、「法案」ではなく「法」となりました。これによって政府・国家が「不都合な真実」を、第三者のチェックを経ず、「お手盛り」で「秘密」とすることができる体制が整ったと言えます。
★この法律には、「秘密」の「内側」と「外側」があるように思います。「秘密」の内側では、とりわけ、外交・安全保障の事柄が取り扱われます。「安全保障」とは現代にあっては「戦争計画」と言い換えても差し支えないものになっています。「秘密」の内側では戦争の計画を、誰に邪魔されることなく練り上げることができるようになります。沖縄返還にまつわる「核密約」という国家による虚偽=犯罪を暴いた記者の報道は、今回の法律では処罰の対象となることを、政府は明言しています。
★「秘密」の外側では、「秘密」を明らかにすれば処罰の対象とされるという緊張感が働き、なるべく「秘密」の周辺には近づかないようにという萎縮が拡がります。そして何が「秘密」かを確かめることが出来ない以上、政府・国家にとって不都合な者が、突然見せしめに「秘密」を暴こうとする者と嫌疑をかけられ、取締の対象とされても抵抗することは難しくなります。こうしたことは見せしめに一度か二度、取締れば、効力を発揮するものです。戦前、キリスト教に対する弾圧はすべて「見せしめ」として一部の人々に対してのみ振るわれました。こうして「処罰」という強制力を持った「秘密」は内側からは膨らみ、外側からは避けられて、自己増殖していくのです。
★そんな「不自由」な時代の息苦しい空気が未来から漂ってくるのが感じられます。聖書は語ります。「真理はあなたがたを自由にする」(ヨハネ8:32)。真実を知らなければ、わたしたちは虚偽に自分の身と命をあずけなければならなくなります。いまわたしたちがなすべきことは、「知るべし、由(よ)るべからず」なのでしょう。
by oji-church | 2013-12-19 12:11 | 牧師からのメッセ-ジ
「由らしむべし、知らしむべからず」(2)

★第二次大戦下の日本で、キリスト者に関わる一つの(ねつ造された)「スパイ事件」がありました。「レーン・宮沢事件」とよばれるものです。真珠湾攻撃の行われた1941年12月8日に、当時北海道帝国大学(現北海道大学)で英語講師を務めていたアメリカ人レーン夫妻と北大生だった宮沢弘幸さんが逮捕されます。嫌疑は「軍事機密保護法違反」。同じ日に16カ国以上に及ぶ国籍の外国人を含む111名の人が特別高等警察によって逮捕されたとの記録があるそうです(岸本羊一『スキャンダラスな人びと』より)。翌日の新聞には「外国人スパイ一斉検挙」の文字が躍ります。
★レーン夫妻、宮沢さんは秘密裁判で裁かれ、1942年4月夫ハロルド・レーンさん懲役15年、妻ポーリンさん懲役12年、宮沢弘幸さん懲役15年の刑を受けます。レーン夫妻はその後札幌拘置所、札幌刑務所に収監され、1943年9月に戦時下最後となる日米交換船によって米国本国に送還されます。宮沢さんは敗戦後の1945年10月10日に釈放されますが、刑務所での栄養失調と肺結核がもとで1947年に亡くなります。
★そもそも裁判が秘密であったため、この事件では宮沢さん、レーン夫妻がどんな嫌疑で逮捕・起訴されたのかさえ謎でした。戦後1980年代になって上田誠吉という弁護士が僅かな断片的な記録からこの事件の判決理由を推定したところによれば、宮沢さんが偶然眼にした根室の海軍飛行場についてレーン夫妻に話をし、レーン夫妻がそれを米国大使館駐在武官に伝えたというのが起訴理由だったようです。しかし根室の海軍飛行場の存在は、それ以前からすでに絵はがきになるほど周知の事実であり、レーン夫妻がそれを米国大使館に告げたというのは虚偽であったことが分かっています。
★レーン夫妻は熱心なクリスチャンで札幌のキリスト教会を支えてもいました。当時の官憲は、太平洋戦争開始という情勢の中で外国人(敵国である米国人)、キリスト者という日本社会の中で異質な存在を標的にし、「軍事機密」というブラックボックスを用いて彼らを見せしめにして、人心統制を図ったのかもしれません。
★政府は「違う」と強弁していますが、今度の「特定秘密保護法案」は、そのようなものとして用いることが十分可能な法律だと言えます。
by oji-church | 2013-12-11 16:36 | 牧師からのメッセ-ジ
「由らしむべし、知らしむべからず」

★先週、わたしたちの住まう国の議会は「特定秘密保護法案」を衆議院で可決しました。これは「日本の安全保障に関する情報のうち『特に秘匿することが必要であるもの』を『特定秘密』として指定し、取扱者の適評価の実施や漏洩した場合の罰則などを定める」(ウィキペディアより)法案ということです。
★「秘密」とされるのは「① 防衛に関する事項(自衛隊法別表第4に相当)、②外交に関する事項、③外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項(国会に提出された案では「特定有害活動の防止に関する事項」)、④テロ活動防止に関する事項」とされています。しかしこうした「秘密」とされる対象の定義はあいまいで、何が「外交に関する事項」とされ、何が「テロ活動防止に関する事項」とされるかは、担当省庁や閣僚の「匙加減次第」ということになりかねません。
★戦時下、日本の国民は「治安維持法」や「出版法」「新聞法」「軍機保護法」「国家総動員法」等によって厳しい情報統制の下に置かれていました。そのため、日本が中国やアジア各地で行っている戦争の実情は知らされず、「大本営発表」という虚偽の情報によって、国民は次々と戦争による犠牲へと担ぎ出されていきました。
★キリスト教会は「外国の宗教」というレッテルを貼られて危険視され、しばしばスパイ嫌疑を掛けられ、天皇制に従わない信徒は弾圧を受けました。このことに防衛的となって、日本基督教団は自ら進んで戦争に協力し、「信仰」の名の下に人々を戦争へと煽る働きをしました。
★秘密の「秘密」たるゆえんは、人々が「何が秘密か」を知ることができない点にあります。何が「秘密」か知らされない一方で、それに触れれば処罰の対象になるのであれば、人々は萎縮するよりほかありません。為政者は自分に都合の悪い情報は、お手盛りで都合よく「秘密」にしてしまうことができます。戦前・戦中の日本社会は、まさにそのような、一方には為政者の「恣意」と、他方には一般大衆の「萎縮」という「情報格差社会」でした。そのような社会にあってこそ戦争は始まり、泥沼化していきました。わたしたちはいま、そういう社会のとば口に立っています。
by oji-church | 2013-12-04 15:24 | 牧師からのメッセ-ジ