日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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11月2日の週報コラム「ひだり手」

「狭き門」

《狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。》(マタイによる福音書第6章13~14節)


★一般に「狭き門」とは、就職試験や大学受験など難関の謂い。それを通り抜けたエリートにはご褒美としてその先に安楽が待っていると。キリスト教では救われるために敢えて困難な信仰の道を選び取るべき、という解釈。その先に安楽(天国)が待っているのは同じこと。
★しかしこの中で「その道も細いことか」と訳されている「細い」とは元来「押しつぶされている・苦しめられている」という意味。「狭い門から入りなさい」とは、この世の中で押しつぶされている人、苦しめられている人と共に歩みなさい、という意味ではないか?
★夜間中学の教師を長年務められた見城慶和先生は、不登校の子どもも夜間中学で教えた。昼間の学校で不登校になった子も、夜間中学で不登校になることはほとんど無い。しかし昼間の学校は不登校の子に形式的に卒業証書を渡し、一度中学校の卒業証書をもらってしまった子は、もう夜間中学には入れない。押しつぶされた「狭き門」なのだ。
★ある不登校の子の夜間中学でのこんな経験が語られている。「一年目はなるべく彼がリラックスできるように、あえて平均年齢六十九歳の高齢者のクラスに入ってもらいました。人生経験豊かで察しのよい人ばかりですから、誰も彼をあせらせたり、せきたてたりしません。彼が何も反応しなくても『シンちゃん、元気か』『がんばれー』『また明日ね』と声をかけつづけました。…たまに彼がニコッとでもしようものなら学校中で大喜びしたものです」(『知るを楽しむ~夜間中学は僕らのふるさと』NHK)。この小さな場所で、こんな喜びが生まれていることを「見いだす者は少ない」。(おおくぼ)
by oji-church | 2008-11-05 12:23 | 牧師からのメッセ-ジ