日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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9月28日の週報コラム「ひだり手」

「丸ごと愛している」

《イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて、弟子たちに渡しては配らせ、二匹の魚も皆に分配された》(マルコ6:41)

★この、わずかのパンと魚を手にとって「天を仰いで賛美の祈りを唱える」、空を見あげて、神様に感謝を述べるイエス様の姿を思い描いてほしいのです。空とイエス様との間には、何の線も引っ張られてはいません。神様は何処にも線を引っ張らずにこの世界を創られ、この世界を丸ごと愛しておられる。そのことを、このイエス様の姿は現しているのだと思うのです。イエス様のこの姿に接して、人々は自分たちが神様によって丸ごと愛されていることを知らされて、この神様の愛によってこそ、満腹したのではなかったでしょうか。
★イエス様の時代を較べるなら、わたしたちは十分すぎるほどの豊かさを手にしていると思います。けれどもわたしたちはその豊かさを守ろうとして、人間と人間の間に線を引っ張って、敵と味方とに分けて人を殺してしまう、そんな世界を形づくってしまっています。つまり、どんなに豊かさがあふれかえろうとも、自分は愛されている、無条件で丸ごと愛されていると思うことができなければ、わたしたちはどこまで行っても、富を追い求めつづめ、どこまで行っても、自分の豊かさを守ろうとして、人を殺すような関係を生み出してしまうのです。
★しかし神様は、どこか特定のグループを愛しているのではない。キリスト教という一つの宗教グループだけを愛しておられるのでもない。ある一つの型にはまった信仰の形だけを愛しておられるのでもない。神様は、この世界のどこにも線を引っ張ることなく、この世界を丸ごと、愛してくださっておられる。そのことが、その神様の思いが、この食事の場面のイエス様の姿のうちに、余すところなく示されているのです。(おおくぼ)
by oji-church | 2008-10-01 11:31 | 牧師からのメッセ-ジ