日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

3月30日の週報コラム「ひだり手」

 「気持ちの分かち合い」

★先週、クルド人とフィリピン人のご夫妻、タスクンさんとベルトランさん、またその間のお子さんジランちゃんの家族が、日本での特別在留許可を得られたとのニュースがありました。最近、王子教会で北支区国際宣教委員会主催の集会で、このご家族のお話をお聞きしたばかりでした。また、教会では、ご家族の在留許可を求める署名も呼びかけさせていただき、ご協力を頂きました。
★久しぶりに嬉しいニュースです。テレビでニュースを聞いて、早速わたしのところに電話やメールをしてくださった方もありました。何よりも嬉しいのは、そのように気に掛けてくれる人がいて、喜びをわがことのように喜んでくれる方のいることです。
★このような、解決の難しい社会的なことがらに関わることは、骨が折れ、気苦労も多いことですが、このような時、本当に人の喜びが、わが喜びとなる、という恵みを味わうことが出来ます。こうしたことこそが、わたしたちが「生きている」ことの、本当の意味での「証し」なのではないかと思います。「生きる」とは、自分とは違う誰かと、気持ちを分かち合うことなのだ、と。
★しかしなお、日本で、他に生活の場を持たず、在留資格を待ち望みながら得られないでいる多くの人たちのいることを覚えます。なにゆえ、日本の社会は、これほどまでに外国の人たちに対して、冷たい社会なのでしょうか。「人間」というものを受けとめる幅が、あまりにも小さいのでしょうか。そんな日本人ばかりではないと思うのですが、集団的な日本人の体質として、文化や民族の多様性というものに対する不寛容が根付いているように思えてなりません。
★しかし、自分とは違う誰かと気持ちを分かち合うことが「生きる」ということだと思うなら、このような不寛容は、まさに日本人にとって「死」を意味するものでしょう。死んだように生きるのではない、もっと別の道を願い求めたいものです。(大久保)
by oji-church | 2008-04-04 13:09 | 牧師からのメッセ-ジ