日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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11月25日の週報コラム「ひだり手」

「希望以前のこと」

★一昨日、北支区部落解放委員会主催の狭山事件フィールドワークに参加しました。そこで狭山事件のえん罪被害者の石川一雄さんのお話を直接間近で伺うことができました。
★わたしは、石川さんのお話への感想として、「38年にも及ぶ無実の罪での獄中生活の中で、なお希望を失わず、現在に至るまで戦い続けておられる姿に、いつも勇気づけられている」ということを話しました。それに対して石川さんが答えられた言葉に、強く胸を打たれました。
★「希望を持ってと言われましたが、希望を持つ以前のことで、わたしは当然司法もえん罪ということは分かってくれるんじゃないかと、いろんな圧力があったとしても真実は一つじゃないかと。そういうことは希望以前のこととして、当然のこととして裁判は開かれるのじゃないかと確信して、信じて闘っています。悩む日もありますが、そのように確信して毎日を過ごしています」。
★「信仰を持っている」はずのわたしですが、石川さんのこの言葉から、自分自身にとっての「信じる」ということの意味を深く問われるような思いを受けました。「信じる」ということ、「信仰」というものは、石川さんが闘っておられるようなほんとうの闘いの中からこそ、わたしたちの前に立ち現れてくるものなのかもしれません。ほんとうの闘いを前にして「小さな舟」のようにふるえてしまうわたしたちですが、このような人の言葉から多くのことを学ぶことはできるはずです。身を低く、心を柔らかにして、こうした方々から多くを学んでゆきたいと思うのです。(大久保)
by oji-church | 2007-11-28 15:52 | 牧師からのメッセ-ジ