日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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3月4日の週報コラム「ひだり手」

「時のしるし」

★わたしの母は今年67歳になる、特に政治的なところもないごく普通の主婦でしたが、幼時戦時下にあって空襲の火の海の下を逃げまどった経験から戦争についてはずっと反対の立場です。わたしや姉の小学校卒業式での日の丸掲揚、君が代斉唱についても、反対の意見を学校の先生に申し入れていた記憶があります。やはり戦争を生身で経験した人の思いの中には、戦争に結びつくものへの直感的な嫌悪感が息づいているかもしれません。
★先週、小学校の卒業式で君が代の伴奏を拒否した教諭に対する処分の撤回を求める訴訟が、最高裁で原告側の敗訴によって結審しました。教諭は、君が代が過去の日本のアジア侵略と結びつくものとして、卒業式においてこれを伴奏することを拒否しました。
★さかのぼれば、すぐそこに戦争によっていのちを傷つけられた人がおり、そのいのちの痛みへの反省から歴史を省みて、正しいことと間違ったこととをわきまえていきたいという思いが、そこには息づいています。
★それにもかかわらず、このいのちの声に耳を閉ざして、国の儀礼の秩序を優先してしまうことは、やはりいのちを損なう人間の振る舞いだとは言えないでしょうか。
★「時のしるしを見分けなさい」(マタイ16:1~4)というイエス様の呼びかけは、こうしたいのちの声に耳を傾けなさいということなのではないでしょうか。(大久保)
by oji-church | 2007-03-07 17:40 | 牧師からのメッセ-ジ