日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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1月21日の週報コラム「ひだり手」

「ほっとけない!」

★先週、知的なしょうがいを持つ人が、幼児を歩道橋から投げ落とすという痛ましい事件がありました。朝の民放のニュース番組(というかニュースの顔をした「ワイドショー」)で、有名なキャスターが、加害者を罵倒しているのを見て、いたたまれずすぐにチャンネルを変えました。
★加害者は、仕事のプレッシャーから逃れようとして、「悪いこと」をすれば、刑務所に「入れてもらえる」と思って、事件を引き起こしたようです。
★彼が刑務所に「入れてもらえる」ことを願ったことから分かるように、知的なしょうがいを持つ人を取り巻く社会の環境は決して良好なものではありません。差別の壁が依然として厚く立ちはだかっています。
★彼ら・彼女らをケアする人の数も、決して十分ではありません。いきおい、少数のワーカーが多数のしょうがいを持つ人のケアに当たることになり、とても目を行き届かせることのできない人の数を一人のワーカーが看ることになってしまいます。
★ですからこの事件は、この加害者一人の問題ではなく、この社会に生きる一人一人の負っている苦難を「他人事」として通り過ぎ、かえりみない、わたしたち自身の問題、わたしたちの作ってきた社会の責任なのです。
★人の目の中の「小さな塵」を罵倒する前に、自分の目の中にある「大きな梁(はり)」に気付くべきことは、聖書がわたしたちに訴えていることです。
★この事件によって知的なしょうがいを持つ人への締め付けが厳しくなることが無いようにしましょう。折しも先日「教育再生会議」によって学校の先生・子どもたちのへの「締め付け政策」が提言されたところです。このままではやがて、弱い立場に置かれた人から順番に窒息死させられる社会になってしまうことでしょう。(大久保)
by oji-church | 2007-01-23 14:36 | 牧師からのメッセ-ジ