日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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9月10日の週報コラム「ひだり手」

 もうテレビニュースは見ない!?

★先週は、「ある家の人々」の間に子どもが生まれたという話題で世間は持ちきりになりました。テレビをつけると、どのニュース番組も8割方の時間をその話題に割いています。日本人の「右へならえ」もここに極まれりという感じです。
★だんだん腹が立ってきました。先週生まれた子どもは、他にもたくさんいたはずです。そして、先週亡くなった子どももいたことでしょう。また先週、子どもが出来ず、悩んだ夫婦もいただろう。しかしテレビをつければ、どこのチャンネルでも、この「ある家の人々」に子どもが出来たというニュースだけが大映しに出てきます。でも、画一的な報道を批判する声はどこからも聞こえてきません。これはもう国を挙げたマインドコントロールといってよいでしょう。
★思えば、最近は普段からテレビのニュースといえば、どの局も世間の耳目を引く、人の表面的な関心や興味を煽るばかりの報道を、延々と垂れ流しているように思います。でもその陰で、人知れず苦難や不安や悩みにさいなまれている人たちが、この国にはどれほど沢山いることでしょうか。
★先々週、オリンピック候補地を福岡と競った東京都知事が、福岡を応援していた在日韓国人の大学教授を指して「怪しげな外国人」と発言しました。ほとんど報道されていませんが。
★大々的に報道される「ある家の人々」の子どものニュースを聴きながら、知り合いのフィリピン人の子どものことを思いました。かたや国を挙げて祝福される子どもの誕生と、かたや日本に暮らしているだけで犯罪者のように扱われ、貧困におとしめられる家族の子どもと、そのいのちに何の違いがあって、この境遇の差が生まれるのでしょうか。「貴あれば賤あり」です。そういう序列=差別の社会の価値観を、わたしたちは知らず知らずのうちにメディアによって植え付けられてしまいます。だからもう、テレビニュースは見たいと思いません。(大)
by oji-church | 2006-09-15 17:01 | 牧師からのメッセ-ジ