日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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1月15日の週報コラム「ひだり手」

「人間を創り上げる力」

〈わたしたちの戦いの武器は肉のものではなく、神に由来する力であって要塞も破壊するに足ります。わたしたちは理屈を打ち破り、神の知識に逆らうあらゆる高慢を打ち倒し、あらゆる思惑をとりこにしてキリストに従わせ、また、あなたがたの従順が完全なものになるとき、すべての不従順を罰する用意ができています。〉(コリントの信徒への手紙Ⅱ10:4~6)。

★人間というのは、誰しも「強さ」と「弱さ」を合わせ持った存在です。強い部分では自分は他の人たちよりも「できる」部分を持っていると考えていますが、ひとたび自分より強い相手に出くわすと、とたんに「弱い自分」が前に出て来ます。そうしてそんな「弱い自分」に劣等感を感じながら、卑屈に振る舞ったりします。同じくらいと思う相手には、虚勢を張って、張り合ってみたり。けれども、そんなふうにしているうちに、わたしたちはきっと自分自身というものをバラバラに崩れさせてしまい、自分という一人の人間の価値、本当の尊さを見出せなくなってしまいます。
★パウロはそんな「強い自分」と「弱い自分」の間で右往左往しているわたしたちに「自分の力に依り頼むな」と呼びかけます。神様の力がわたしたちの存在の芯の部分に働いているんだということを知る時、わたしたちは真実の、キリストにふさわしい穏やかさを見つけ出すことができるのでしょう。それは人間を真に人間らしく創っていく穏やかさです。
★わたしたちの世界は今、国同士も人間同士も互いに虚勢を張って自分を誇り、他を見くびり貶めるような有様を呈しています。このような「人間の強さ」は、やがて人間自身を自分の力によって打ち倒してしまうことでしょう。そうではなく、人間を創り上げる力とが不思議にもわたしたち一人一人には与えられているのだと。この「神様の力」をわたしたち自身の内に見出し、それを確信し、見た目の「弱さ」とは裏腹に、神様の平和と正義を打ち立てるための力強くねばり強い歩みを歩んでゆきたいと願うのです。
by oji-church | 2017-01-17 09:56 | 牧師からのメッセ-ジ