日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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12月11日の週報コラム「ひだり手」

「無力のちから」

〈あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。……あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んで踊りました〉(ルカによる福音書1章42~44節)。

★マリアさんは友人のエリサベトに会うためにユダの町に出かけていきました。そこでエリサベトはマリアさんに向かって、「あなたは祝福されている。あなたの声を聞いたとき、自分のおなかの中の子が喜びおどったのだから」と言うのです。おなかに赤ちゃんがいる時に、その赤ちゃんが動き出すことがあります。小さな、外からは見えない力です。でもそこには人間のいのちの全体が含まれている、そんな力。その力は、女性より力があると思われている男には絶対に感じ受けることのできない力です。エリサベトは「不妊の女」と言われた女性でした。マリアさんはまったく無力な少女です。どちらも、人間の力に救いを求めようとするこの世の在り方からは、「無用のもの」として隅に置かれ、いつ切り捨てられてもおかしくない「無力」な存在です。でも、そんな無力な存在だからこそ、感じ受けることのできる目に見えない力、小さいけれども、その中にいのちの全てが含まれるような力、というものがあるのではないだろうかと思うのです。妊娠した女性だけが感じられると言っているのではありません。
★エリサベトは言います。「あなたは祝福された人だ。あなたのおなかの赤ちゃんも祝福されている」と。誰が祝福するのか。神様です。人間じゃない。無力な人こそが感じ受けることの出来る見えない小さな力というものがこの世界には働いている。その小さな力を神様は決して見逃すことなく祝福してくださる。だから無理して強くなろうとする必要はない。自分の無力さを隠して、強がってみせる必要もない。この見えない小さな力を祝福してくれる神様がおられる。そのことを知ってマリアさんは、神様のことを喜び、たたえるのです。
by oji-church | 2016-12-14 08:52 | 牧師からのメッセ-ジ