日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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10月30日の週報コラム「ひだり手」

沖縄の基地建設と「わたしたち」

★大正めぐみ教会の上地武先生(沖縄出身)をお招きして一日修養会を開催しました。上地先生は、沖縄で辺野古や高江において強行されている基地建設の問題についてお話くださいました。先生は、日本の国土の0.6%の沖縄に米軍基地の74%が集中する沖縄の現状について、聖書の99匹の羊と1匹の失われた羊の譬えに寄せて、神様は1%の「失われた者」を見捨てないことを宣言されている。わたしたちキリスト者はその神様の呼びかけに応えていくことを求められている、とお話しされました。
★沖縄では本土の機動隊員が多数動員されて、現地での抗議行動を押さえつけて米軍基地建設が強行されています。抗議行動では機動隊員から殴打や首を絞められる等の暴行を受け怪我をする人も多数出ていますが、その責任は問われていません。一方、防衛省の職員に対して、抗議する中で腕をつかんだことが「傷害」「公務執行妨害」とされて、抗議活動参加者が逮捕される事態となっています。そんな中で本土の機動隊員から住民に対して差別的な罵倒が浴びせられる事件がありました。
★沖縄でそのような無法な弾圧が行われているにもかかわらず、本土の関心は薄くほとんど報道もされません。そこには自分たちの“安楽”のために、自分たちが負うべき負担=犠牲を押し付けるために、少数者を同じ人間として見ようとしない差別があると言わざるを得ません。機動隊員が吐いた罵倒は、本土に暮らすわたしたち自身が吐いたものであり、沖縄に強いている負担=犠牲はわたしたち自身が負うべきものだということを深く噛みしめない限りこの差別は無くならず、もっと多くの犠牲を要求する“化け物”に育っていくでしょう。それは、わたしたち自身が“化け物”になり果てるということです。そうならないために、沖縄の人たちの苦しみを他人事とせず、お互いを“人間”として、苦しみを無くしていくように思いを向け、声を挙げてくことが求められています。
by oji-church | 2016-11-02 20:22 | 牧師からのメッセ-ジ