日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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7月31日の週報コラム「ひだり手」

顔の覆いを取り去って

〈主の霊のおられるところに自由があります。わたしたちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます〉(コリントの信徒への手紙Ⅱ第3章17~18節)。

★誰もが、顔の覆いを取り除かれて、自分自身の生きた生身の、裸の命を輝いて生きることができることを聖書は宣言しています。けれどもわたしたちの生きる世の中は、なかなかそのようにはなっていません。人の痛みや苦しみに共感することが少なくされ、国を隔てて対立が煽られ、その分、軍事力を頼りとし、わたしたちはますます、自分の顔に覆いをし、生きた生身の裸の命どうしに触れ合うことが難しくされていくようでもあります。国を隔てて、自分の国のことばかりを「輝かしい」もののように思いなし、互いに対立し合っている今の国々どうしの関係というのは、実は、わたしたちが自分自身の、生きた生身の、裸の命を「恥ずかしい」もののように思って、自分の顔に覆いを掛けてしまうことと裏腹に繋がっているようにも思います。わたしたちが自分自身の、生きた生身の、裸の命を「恥ずかしい」もののように思って、自分の顔に覆いを掛けてしまえばそれだけ、ひとの痛みや苦しみは、他人事となってしまうからです。
★このわたしたちの顔を覆う覆いを取り除き、誰もが神様によって与えられた〈わたし〉を生きることで、生き生きと輝いて生きることができる。そのためにイエス様はわたしたちのもとを訪れ給う。そのことを心に刻んで、なお希望を持って、神様から与えられた〈わたし〉自身を、覆いを掛けずに生きてゆきたいものです。
by oji-church | 2016-08-03 11:13 | 牧師からのメッセ-ジ