日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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1月31日の週報コラム「ひだり手」

原発事故から5年 福島の教会の働き

★1月19日、福島県いわき市の教会・幼児施設を訪ねました。震災・原発事故から5年となる今、政府や社会には「終わったこと」にしようとする空気が日増しに濃くなっていますが、現地ではなお先の見えない苦悩の中に人々が置かれる中、教会が地域の人々と出会い結び合いながら、懸命に世に仕える姿がありました。以下は常磐教会の明石義信牧師の言葉です。
 「わたしたちの教会が被災地のただ中に立っているという現実がある。低線量被曝の影響が心配されるが、その影響が証明されるのは数十年後だろう。その間、わたしたちはこの場所で、不安と不透明性の中に生きていく。
 被災地に、主イエス・キリストがおられることを示す教会でありたい。苦難、痛み、疎外の中にいる者に対する、ことさら優しい主イエスのまなざしがある。この信仰の中で、この場所でよろこんで生きていることを伝える働きが、教会の役割ではないか。具体的な関わりの中では、真実を語ることのできない困難な人へアプローチして、心の声を聞くこと。不安の中で孤立している人にアプローチして、その歩みに伴うこと。
 現在、いわき市では空間線量が低くなってきており、この場所に住み続けるということは、他の地域と比較して低い、あるいはもう毎日考えるのも疲れたから考えないようにしようということもあるだろう。恐れの中で不安をだれにも言えず、子どもたちのために、食べ物、住まいなど自己決定を迫られている親たちもいる。わたしたちの教会に併設するいわき食品放射能計測所「いのり」は、そのような人たちが事実を見つめるための支援、安全への支援をしていきたい。いわき市民ばかりでなく避難移住者が利用している。自宅の土を計測し、帰還できるか否かのひとつの判断材料とする。時折、非常に汚染度の高い依頼品が発見されるのが現実である。
 被災地にはそれぞれの多様な事情があり、どの場所にあっても被災地を代表して語るということは不可能である。しかし、そうであるならば、わたしたちはその場所に出かけて行って、その声を聞くこと、そういう働きを担うように、主イエス・キリストが示して下さったのではないだろうか。」(日本基督教団東北教区「第20回『教区の集い』報告書」より)
by oji-church | 2016-02-03 11:59 | 牧師からのメッセ-ジ