日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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7月19日の週報コラム「ひだり手」

「いのちの分かれ道」に立っていることを忘れないで

★先週わたしたちの暮らす国では、「安全保障関連法案」という名前の戦争法案が衆議院で可決されました。議会での議論を聞けば聞くほど、「安全保障情勢の変化に従って、国民の平和と安全を守るため」という政府の説明がまったくのマヤカシに過ぎず、アメリカが自国の利益のために行う戦争や破壊の肩代わりをするための法案であることが明らかになりました。国民の多数はこの法案をこの国会で可決することに反対していましたが、国会では可決されました。国民の過半が反対する法案がどうして国会で可決されてしまうのでしょうか。それは政府与党が国会で過半数(3分の2以上)の議席を持っているからです。本来国会の議席は選挙を通じて国民の意見を反映したものになるはずですが、どうしてそうならないのか。
★最前の総選挙で与党は「安保関連法案」について説明らしきことをほとんど何もしませんでした。代わりに大きく掲げたのは「アベノミクス」と言われる経済政策です。それは富裕な人を優遇しすることで「経済成長」なるものを演出して見せる一種の「お芝居」です。その一方で富裕でない多くの人々の生活は逆に困窮へと追いやられ、生存すら危うい状況になりつつあります。そこで人々は「お金が必要」と考えることを強いられ、「アベノミクス」という「お芝居」に引き寄せられて与党に投票してしまう仕組です。小選挙区制という制度は、微細な意見区分を踏み倒して多くの死に票を生む一方で、このような「お芝居」的演出に成功した者を圧勝に導きます。
★わたしたちは気づかなければなりません。安手の紙芝居的「お芝居」を見せられながら、一部の人たちの欲望や虚栄のために、いま本当は自分の命が少しずつ削られているということに。わたしたちにとって本当に必要なのは「お金」ではありません。「いのち」です。わたしたちは今いのちの「分かれ道に立って」(エレミヤ6章16節)いることを忘れてはいけません。
by oji-church | 2015-07-22 09:36 | 牧師からのメッセ-ジ