日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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4月26日の週報コラム「ひだり手」

世界の真ん中で輝いてはいけない

★このところ日本の首相が「強い経済を取り戻し、再び日本が世界の真ん中で輝くことを約束する」ということをいろいろなところで語っていますあの首相を見ていると、自分とは異なる意見にはまったく耳を貸さず、かえって見下して切って捨て、それでも自分と違う意見が聞こえてくると、力づくでねじ伏せようという姿勢が如実に伝わってくる気がします。まったく自己中心的な人間のありようです。そういう人が「日本の国が世界の真ん中で輝くことを約束する」というのは、国家による世界サイズの自己中心主義だと思わざるを得ません。それは戦時下に日本の国が行ったことです。その結果、余りにも多くの人の生命を奪い、生活を破壊することになりました。
★70、80年前のそうした日本のありさまと現代の日本の有様を引き比べてみる時、ほとんど変わっていないようにも思えてきます。自分を真ん中に据えて、自分の利益が守られること、自分の身の安全無事を願うという個人的な自己中心主義と、国が世界の真ん中に躍り出て輝くという国家の自己中心主義とを重ね合わせていくという日本人のありようは変わっていない。人々はとても個人主義的なのですが、その個人主義はすぐさま国、国家と結びついてしまうのです。国という組織以外に自分の生きる目標を指し示してくれたり、物事に対する自分の判断の基準とする理念を見つけ出すことができないのです。
★聖書は自分を真ん中に据えるのでなく、自分と誰かとの関わりをこそ真ん中に据え、そこにお互いの関係を損なわない神様の導きを見いだすようにと教えているのです。しかしわたしたちは今、お互いを損なわない関係を作ることが出来ているかと問われれば、なかなかそうは行っていないように思います。わたしたちの生活は今、福島や沖縄の人たちの平和を犠牲にした上に成り立っているようでもあります。聖書の言葉から見れば、わたしたちは今なお罪のただ中に生きていると言わざるを得ません。
by oji-church | 2015-04-29 14:01 | 牧師からのメッセ-ジ