日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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8月4日の週報コラム「ひだり手」

「誤解してはいません」

★副首相の立場にある人が、憲法改定に関わって「ナチスの手口に学んだらどうか」と発言して物議を醸しました。気になったのでインターネットで調べて発言全体を読んでみました。読んで第一には「支離滅裂」という感想。憲法改正案の発議要件の衆参議員3分の2以上の賛成の話から始まり、ナチスは民主的なワイマール憲法において民主的に選ばれたということを話し、次に20代、30代は前向きで「結構しゃべる」が、50代、60代はバブルでいい思いをしたから「一番問題」だと述べ、自分たちの世代は戦中、戦後の不況を知っているから「結構しゃべる」と言う。一体20代、30代と自分たちの世代が何を「しゃべる」のか、50代、60代の何が「一番問題」なのか、全然分かりません。
★次に自民党は「喧々諤々やりあって」元大臣が若い議員の意見も聞いて改憲草案を作ったという話。だから「狂騒のなかでやってほしくない」と言う。何が「狂騒」で何を「やってほしくない」のか分からない。次に話は靖国神社参拝に飛びます。「靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。…いつから騒ぎにした。マスコミですよ。…騒がれたら中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪のなかで決めてほしくない」。靖国参拝の話がいつの間にか改憲の話に変わっています。
★発言撤回の会見では、発言が「真意と異なって誤解を招いた」と言い「ナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえていることは私の発言全体から明らか」と言っていますが、それはこの発言全体から決して明らかではありません。むしろこの支離滅裂な発言の意味を頑張ってなんとか分析すれば、「自民党が喧々諤々やりあって作った改憲草案なのだから、国民は騒がずに気づかないふりをして民主主義を否定するナチスのような改憲でも鵜呑みにすればよろしい」という意味にしか受け取れないと思うのですがいかがでしょうか。それを「誤解」とするのは「読み方(聞き方)が悪い」と、読む側(聞く側)の責任に転嫁されているようにも受け取れます。どこまで人を愚弄すれば気が済むのでしょうか(怒)。
by oji-church | 2013-08-07 14:31 | 牧師からのメッセ-ジ