日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

7月28日の週報コラム「ひだり手」

「『いいこと』と『悪いこと』」

★参議院選挙の結果が出て、政権与党の圧倒的な勝利に終わりました。首相は憲法改訂については控えめですが、早速「集団的自衛権」行使に向けた憲法解釈の変更をにおわせています。どうして、憲法改訂や国防軍の設置など、このように好戦的なナショナリズムを煽ろうとするのでしょうか。
★確かに首相は、そうした好戦的な性格を持つ人なのかもかもしれませんが、思うに、TPP参入などグローバリズムの席巻によって、いま日本の社会は解体のとば口に立っています。これによって今後ますます、格差や貧困が広がることが予測できます。そのことを政治に携わる人たちも知っています。そこで対外的な危機を煽って、軍事的な仕方で日本社会の結束をつなぎ止めようという思惑があるように思えます。一方、日本が軍隊を持つ国になれば、軍事技術を輸出入することによって経済を回していくことが可能になります。実際にいま日本の政府は、あの福島原発の事故にもかかわらず、原発を海外に輸出することに躍起なっています。
★これによって中国や朝鮮、韓国を牽制する一方、経済も回っていくことになる。それは一見すると、いまある日本を巡る問題を一挙に解決する夢のような仕組みのようにも思えます。しかしそのとき、わたしたちの社会はどのような変化を被ることになるのか想像してみなければなりません。
★軍事的な結束というのは、弱い立場にある者がこの結束に役に立つ限りはその者を守ろうとしますが、そうでなければバッサリと切り捨ててしまいます。人は多くの場合、「いいこと」は自分のもとに来るかもしれないけれど、「悪いこと」は自分のもとにはこないだろうと判断するものです。しかし軍事的結束とは、戦争をするための結束であり、戦争は「悪いこと」以外のなにものでもありません。そして戦争によって被害を被るのは、一人の例外もなくすべての人であることを忘れてはならないと思います。
by oji-church | 2013-07-30 14:32 | 牧師からのメッセ-ジ