日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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6月2日の週報コラム「ひだり手」

「あなたがたは地の塩だ」

《あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。》(マタイによる福音書5章13節)。

★思えば、イエス様の周りに集まっていた人々は、病いを負っていたり、しょうがいを負っていたり、体の自由がきかなかったり、貧しかったりして、世間から「役立たず」と見なされ、社会の外に「投げ捨てられ」、そういう境遇から立ち上がろうとすれば「人々に踏みつけにされる」ような人たちだったはないか。だとすれば、イエス様はそういうことになっちゃうから、「立派な行い」をしなきゃいけないよ、なんて教えただろうかと考え込んでしまいます。
★ここでまず言われているのは、「立派な行い」をしなさいということではなく、「あなたがたは地の塩『である』」ということ。「地図」とは、もともとは「地」という背景の中に、印となる「図」がある様子のことを言う言葉でした。そういう意味で「地」とは背景のこととも言えます。「地の塩」というのは背景の中に溶け込んで見えなくなっている「塩」と見ることもできるでしょう。
★そう読んでみると、このイエス様の言葉がこんなふうに聞こえてくるのです。「あなたがたの価値、あなたがた一人ひとりの大切さというのは、背景の中に溶け込んでしまっていて、人々の目から見えなくなっている。それで人々はあなたがたのことを『役立たず」なんて言って、外に放り出し、あなたがたが何かしようとすれば足蹴にして、踏みつけにしようとする。だけれども、あなたがたは地の塩だ。世間の人々がなんと言おうと、あなたは塩だ。あなたは『あなた』という一人の存在において、ただ『あなた』というその一人の存在において、働いているのだ。役立たずなんかじゃない。決して、決して……」。そんなふうに響いてくるのです。
by oji-church | 2013-06-05 13:52 | 牧師からのメッセ-ジ