日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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4月28日の週報コラム「ひだり手」

「四つの目」

★いま、日本・韓国・北朝鮮・中国といった東アジアの国々の間で、いろいろな面で緊張が高まっています。それぞれに言い分があって、それぞれが互いに他を非難し合っています。こういう時に注意しなければならないのは、互いに突き合って非難し合っているのは、それぞれの国の「政府」同士であるということです。わたしたちは必ずしも政府の人間ではないし、政府と一体化しなければならないわけでもありません。
★ネイティブアメリカンの考え方の中に「四つの目」というのがあるそうです。それぞれ四つの方角、四種類の動物にたとえられていて、一つ目は南の方角に向けられたネズミの目。それは低いところに視点を持ち、信頼と無垢を表します。次に北に向けられた野牛の目。これは知恵を表します。次に西に向けられた熊の目。その目は内に向けられています。四つ目は東に向けられた鷲の目、これは物事を明瞭かつ遠くから見極めるひらめきの目です。人間はこの四つの視点をどれにもかたよらず、兼ね備えていなければなりません。
★外国に対しては、鷲の視点だけによって俯瞰で捉えて、上から相手を非難し、自国に対してはネズミの視点だけによって目先の利益を追いかけるだけならば、わたしたちはきっと行く先を間違えることでしょう。
★鷲の目によって遠く広く眼差しを向けつつ、ネズミの目によって一つ一つの事柄や一人ひとりの人間につぶさに丁寧に向き合い、熊の目によって自分自身の内面を省み、野牛の目をもって知恵を働かせて調和を見いだしていく必要があります。簡単なことではないかもしれませんが、このような複数の眼差しを持つのでなければ、わたしたちはただ自分の内面から湧き出す感情だけで突っ走り、気に障れば相手を非難し傷つけ、ついには破滅へと行き着く誤った道に進むことになるでしょう。わたしたちは生きた人間です。そのような柔らかな眼差しを持つことは可能なはずです。
by oji-church | 2013-05-01 17:04 | 牧師からのメッセ-ジ