日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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1月20日の週報コラム「ひだり手」

「つながりを育てる」

★先週は北支区東日本大震災被災支援委員会の役目として、岩手の被災地の教会や幼児施設等を巡ってきました。各地から救援や注目が集まり、その中で「負けてなるものか」という踏ん張りを効かせられた震災直後の時期を過ぎ、具体的な日々の生活の課題に奔走させられる状況の中に、いま被災地はあります。そんな中でふと気がつくと、将来への不安と悲しい気持ちが黒雲のように心を覆っているのに気づかされるという状況でしょうか。原発の問題に注目が集まる中、地震や津波の被害に遭った人たちの苦悩は忘れ去られてしまうのではないかという不安も強く感じさせられました。
★震災直後、東京と岩手の間を行き来していた当時から、福島を中心とした原発・放射能の事柄と、津波被害の事柄との両方に同時に関わることの困難さを感じてきました。それぞれの問題・課題が底の見えない深みを持っていて、両方の事柄が合わさると一人の人間の考える能力を越えてしまうようにも思われます。どちらか一方に集中しようとすると、そのつもりはなくても他方を軽視するような姿勢に映ってしまうこともあります。その中で、せっかく芽生え始めた関係やつながりも、わたしたちが一つ一つ、それを続けて育てていくためにつぶさに丁寧に気遣いするのでなければ、わたしたちのもとを離れ去って行ってしまうような気がしてなりません。
★それでもわたしたちがそうして現地にゆけば、そこでまったく見ず知らずの人までも、わたしたちを温かく笑顔で迎えてくださいます。そのお一人お一人の表情に、厳しい課題を突きつけられながらも、新しい出会いやつながりが与えられ、育てられていることを実感しました。人間同士が出会わされ、結び合わせられ、共に生かされるということを、本当に大切に守り育てていかなければならないということを改めて思わされてきました。福島や岩手ばかりでなく、ここ東京においても、です。
by oji-church | 2013-01-23 13:28 | 牧師からのメッセ-ジ