日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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1月6日の週報コラム「ひだり手」

「自分たちの間に幻を形作る」

《主の霊がわたしのうえにおられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである」。……そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた》(ルカによる福音書4章18~21節)
★明けましておめでとうございます。新しい年が明けましたが、実際には「おめでとう」とは言い難い先の見えない世相が続いています。先の見えない世相の中で、わたしたちの住む国の周りでは、国家間の対立や摩擦が際立ってきています。「先が見えないのはアイツのせいだ」と言わんばかりです。
★将来の希望の手がかりとなる材料を自分の手元に見いだせない中で、わたしたちは悪者探しに駆り立てられます。そしてそれが「現実」であり、悪者探しや攻撃に加わらない者は「現実認識が甘い」と言われます。しかしそんな悪者探ししか、わたしたちに出来ることはないのでしょうか。
★聖書の書かれた時代は、先の見通しやどの時代も暗く重い時代でした。そんな中で聖書は、悪者探しをするのではなく、自分たちの中に、あるいは自分たちの間に希望(幻)を形作るようにと呼びかけます。聖書の語る「幻」とは、将来神様が実現してくださる平和を、いまここで、そのまま自分の体を持って生きることです。捕らわれている人が少しでも解放されるように、目の見えない人が少しでも視力を持つかのように生きられるように、圧迫されている人が少しでも自由にされるように、いまここでわたしたちが生きるということです。
★聖書は「幻なき民は堕落する(滅びる)」(箴言29章18節)と語ります。自分自身の内に幻を持たず、他者を悪者として攻撃し続ける限り、わたしたちは互いに互いを滅ぼし合う結果にしか行き着かないでしょう。新しい年、わたしたちの内に幻を形作る年としていきたいと願います。
by oji-church | 2013-01-11 15:37 | 牧師からのメッセ-ジ