日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

12月18日の週報コラム「ひだり手」

「クリスマスを告げるメッセージは」

《これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。…学者達はその星を見て喜びにあふれた」》(マタイによる福音書2章3~10節)
★聖書のメッセージは、今ある社会の現実をそのままに祝福するメッセージではありません。それは、いまある社会の不正や歪みをわたしたちに明らかに指し示し、それとは違う社会のあり方へとわたしたちを導くメッセージです。だから、現実の社会の歪みの上に浸りきって、自分の利益だけを求めて生きる人には、そのメッセージは不安と恐れを引き起こします。一方、現実の社会の歪みを告げ知らせる声と言葉に耳を傾け、本当に大切なもの、真実とは何かを求める人にはそのメッセージは、喜びに溢れたものとなるのです。
★東方の博士らは最初、「ユダヤの王」といえばエルサレムの王宮に生まれるものというこの世の現実そのままに従ってきました。けれども星に導かれて、本当に大切なものは、貧しい人びとから搾り取った富によって建てられた王宮の中ではなく、世の片隅に生まれる小さな子どもの命をみんなで守ることの中にあるのだという真実を見つけ出したのです。
★3月11日の大震災は、多くの人の目に涙を浮かび上がらせました。その悲しみの中で迎える今年のクリスマスの時、わたしたちは問いかけられているのではないでしょうか。いままでの現実をそのままに言祝いで、だれかの犠牲の上に、自分の富や豊かさを求める道を進んでいくのか。そうではなく、そしてあのベツレヘムの片隅に生まれ、わたしたちのために、わたしたちと共に十字架の道へと飛び込まれるイエス様と出会い、わたしたちもまた、小さくされた多くの人たちの涙を共にしながら、その涙を拭い、一緒になって違う道を見いだそうとする働きへと招かれるのか。クリスマスのメッセージを本当に心の底からの喜びをもって受け入れる者とされてゆきたいものであります。
by oji-church | 2011-12-23 15:39 | 牧師からのメッセ-ジ