日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

9月4日の週報コラム「ひだり手」

「弱さを育んだ地球の歴史」

★先週は王子教会の創立118年記念礼拝でした。本来教会の歴史を振り返る時ですが、礼拝説教では思い切って「宇宙150億年の歴史」を振り返りました。先々週のこの欄に「地球の46億年の歴史を一週間につづめたら」という話を書きましたが、今度は「1年間につづめたら」ということを書きます。
★1月1日の午前0時に地球が誕生したとすると、最初の生命が誕生するのが3月下旬。生命が陸地に進出するのが11月中旬。恐竜たちが絶滅するのが12月26日。人間が現れるのは12月31日午後11時57分過ぎです(池内了『考えてみれば不思議なこと』より。以下、この本に書かれてあったことです)。
★最初に陸地にあがった生物は力強く陸地に邁進していったのではありません。海の中の強い生物は一番いい場所を占領して動く必要がありません。むしろそこから排斥された弱い生物が生き残りを賭けて陸地へあがっていったのです。進化の歴史の中では、弱い落ちこぼれと思われる存在こそが主役を演じるのです。
★恐竜の絶滅も同様に説明できます。およそ6500万年前、それまで1億年以上地上を支配していた恐竜が突然絶滅してしまいます。彗星が地球に衝突したことで生じた気候変動で絶滅したと思われます。大きくなった恐竜は気候の変動に順応できなかったのです。代わって生き延びたのが小さなネズミ。このネズミからすべてのほ乳類は進化しました。
★恐竜が絶滅した後、植物は花を咲かせるようになりました。それまで植物は花をつけない裸子植物だけでした。植物は花を咲かせることによって虫や鳥を惹きつけ、受粉を手伝ってもらうことによってその植生を広げていきました。代わりに虫たちは甘い蜜を得られるようになりました。一方的に食べるだけの恐竜が滅び、弱さを負いつつ互いに助け合う生物が生き延びたところに意味を感じます。人間が第二の恐竜にならない知恵と謙虚さを持つことを祈るばかりです。
by oji-church | 2011-09-07 13:56 | 牧師からのメッセ-ジ