日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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8月14日の週報コラム「ひだり手」

「あなたはどう振る舞うのか」

★震災以来ヨブ記が話題になっています。ヨブは不条理な苦しみを受け、神に向かって「なぜ苦しまなければならないのか」と問い続けます。しかし最後に現れた神は、結局ヨブのこの問いに答えようとはしません。
★旧約学者の並木浩一さんは、もし神がヨブの問いかけに答えてしまったら、人間のどんな苦しみもすべて神の計画の中で必然的に起こっていることになり、人の苦しみに対する他の人々の責任は問われなくなってしまうと言います(『福音と世界』8月号)。
★今年の原水爆禁止世界大会で、被爆者の児玉美智子さんは、周りで次々と亡くなっていかれた被爆者のこと、ご自身の娘さんも今年になって突然のガンで亡くされたことを切々と語られました。「被爆者は被爆者というだけで人生の節目節目で悩み苦しみ、嘆き、怒りを覚えるのです」。そして最後にこう言われました。「今日の聞き手はみなさんです。明日の語り手はみなさんです」。
★「神様、なぜですか」という問いは残ります。この世にはなお「やぶれ」があります。それでもなお神様は正義を求め、悪を欲しない、そしてこの世を愛するのだと聖書は語ります。この神様の下でわたしたちは「不当にも、人がいわれのない苦しみの中に置かれてしまうことがある。それに対して『あなた』はどう振る舞うのか」と問われているのです。
★戦後66年目の年、あの原爆の後もなお、今に至るまでわたしたちの暮らす国は核という最も大きな武器を手放さず、戦争を続けてきたことが露わになった年だと、わたしは思います。そしていまわたしたち自身が被曝の不安にさらされることになりました。「あなたが語り手」という児玉さんの呼びかけをどう受けとめ実行することができるか、共に考えていきたいと願います。
by oji-church | 2011-08-17 09:45 | 牧師からのメッセ-ジ