日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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5月8日の週報コラム「ひだり手」

「東京・福島・釜石」

★4月中は、釜石と東京とを行ったり来たりする生活が続きました。釜石では電気がなお通らず、それゆえテレビもインターネットを見ることなく、新聞も配達されまず、ひたすら目の前のことに集中することを求められる生活です。
★一方、東京に戻ってくると、情報があふれかえり、その中から意味ある情報を見つけ出し、そこに自分を結びつけていくことを求められます。そ
★東京では原発の事故についての情報が連日取りざたされており、インターネット上では、原発に反対する運動が次々と広がっています。釜石では、テレビも新聞も見ることのできないため、地震から一ヶ月近く経ってもなお、原発の災害のことをまったく知らない被災者とも出会いました。外から来たボランティアの間でも、原発の問題はほとんど話題に上りません。その間の狭間に挟まれて、立ち往生してしまっているのが、このところのわたしです。
★それにしても政府が小中学校の屋外活動の放射線限界量として年間20ミリシーベルトを基準としたことには怒りを禁じ得ません。それまで年間1ミリシーベルトを基準とすると言っていたのを覆して一気にそれを20倍に引き上げました。内閣官房参与の一人は「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と主張して辞任しました。
★福島県下55校のうち20ミリ以上2校、10~20ミリが51校。基準を厳しくすると当てはまる学校が多すぎるという「政治的配慮」が働いたとしか思えません。
★釜石と東京都は、福島第一原発を挟んで、いずれもおよそ250キロの距離。その間の情報の格差もすごく気になるところですが、何よりも現在は福島の子どもたちの生命を守ることを思わずにはいられません。
by oji-church | 2011-05-12 13:43 | 牧師からのメッセ-ジ