日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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12月26日の週報コラム「ひだり手」

「当たり前の真実を見えなくさせるのは」

★日本漢字検定協会が今年を表す漢字として「暑」を挙げました。わたしは沖縄に米軍基地を押しつけてきた日本の(つまりは、わたしたちの)問題が浮き彫りにされ、厳しい問いを突きつけられたことがなお胸に突き刺さります。「暑」ではなく沖縄の人々が掲げた「怒」の文字こそが今年にふさわしいように思います。
★以下の沖縄の新聞の言葉が胸に刻まれます。「仙谷氏は13日の会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「県民に甘受してもらいたい」と述べた。/しかも『情と理を尽くして説得する』と述べている。駄々っ子をあやすかのような口ぶりだ。駄々っ子は沖縄側と政府と、いったいどちらなのか。……仲井真弘多知事が『他人に言われる筋合いはない』と不快感を示したのも当然だ。/すると仙谷氏は『沖縄が総反発するような受け止めをしているとすれば、撤回もやぶさかでない』と述べた。まるで県民の受け止め方が誤りだと言わんばかりだ。なぜ県民が反発したのか、この人には永久に分からないだろう。/沖縄は既に十分に『甘受』を強いられてきた。今度は本土側が『甘受』する番だ」(『琉球新報』12月15日社説「『甘受』発言 駄々っ子はどちらなのか」)。
★その後も首相が沖縄に入り「辺野古がベター」と発言し、先週は前原外相が沖縄で「辺野古への移設を拒否するなら、普天間の継続使用となる」との「脅し」ともとれるような発言をしました。沖縄以外の地域には「甘受」を求めず、沖縄以外の地域が「甘受」できないことを沖縄には「甘受」せよというのでは、やはりわたしたちは沖縄を差別していると言うよりほかありません。この差別をぬぐう時、「誰も『甘受』できないものは、無くすより他はない」という当たり前の真実が明らかになります。沖縄の「怒」を、「暑」などで覆い隠すべきではありません。
by oji-church | 2011-01-06 08:55 | 牧師からのメッセ-ジ