日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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11月28日の週報コラム「ひだり手」

「歴史を前に進めるのは誰か」

★先週、朝鮮の軍隊が韓国の島を砲撃し、人が命を奪われるという痛ましい事件がありました。韓国の軍事演習にこと寄せての朝鮮の挑発行為だと言われます。そしてこんどはそれに対して、アメリカと韓国が共同軍事演習を近海で行うとしています。
★日本では朝鮮学校に対する学費無償化の手続きを停止すると政府が言っています。八つ当たり的行為としか考えられません。テレビでは軍事評論家と称する人々が、誰も分からない朝鮮国内の事情を、想像力の限りを尽くしてまことしやかに説明し、「これを何もしないで放置すれば、さらに第2・第3の攻撃が北朝鮮からなされる」と息巻いています。では「何もしない」のではなく、一体何をしろと言うのでしょうか。テレビの中では誰も口にしませんが、報復せよ」との声が聞こえてきそうです。
★こうして「目には目を、歯には歯を」、軍事力には軍事力をと積み上げていくことによって、取り返しのつかない方向へとわたしたちが進んでいっていることに、誰も気がつかないのでしょうか。
★軍事力に対抗して軍事力をその上に重ねることによっては決して平和は築かれません。ではわたしたちの手に、どんな力があるだろうか。わたしたちは無力のようではありますが、少なくともテレビの中で、肩書きをつけてまことしやかなことを言っている人たちに、心を預けてしまうことだけはしないようにしたいと思います。この人たちは、あたかも自分たちが世界を動かしているような顔をして、とうとうと言葉を尽くしているけれども、世界を動かしているのはこの人たちではありません。
★究極のところで歴史を前に進めてきたのは、時代に翻弄され、傷を受け、悩みつつ悪戦苦闘する名もない人たちでありました。どうか、そこに留まりたいと願うものですし、また、かの朝鮮の国にもそのような人たちがいることに思いを向ける者でありたいと願います。
by oji-church | 2010-12-02 08:47 | 牧師からのメッセ-ジ