日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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3月7日の週報コラム「ひだり手」

「外に立つ者」

《身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである》(マルコ3:21)。


★ここには「あの男は気が変になっている」というイエスに対する噂が書かれていますが、「気が変になっている」とは、もとの意味では「外に立つ」ということ。常識の「外に立つ」ということから来ている意味でしょう。
★イエスは、「俺たちはみんな、清く正しく健康な人間だ」と思っているユダヤ人の社会を出て、外に立って、そこにも人が生きていることを知り、出かけていって出会い、触れ合って、病気の人には手当てをしました。中からは、外は悪霊の支配する場所のようにしか見えません。そこにいる人々は悪霊に取りつかれた汚れた人間と見なされます。
★でも一歩の外に立ってみると、その人たちも、血の通った生身の人間だということが分かります。イエスは、そのように外に立って、人間を人間として見つけ出す働きを担われたのです。そういう意味で、「あの男は気が変になっている」という言葉を「あの男は外に立っている」と言い換えれば、図らずもイエスの働きの真の姿を言い当てているのです。
★六月に、部落解放全国会議という会合を東京で予定しています。そのテーマを「出会えない関係からの解放を求めて」としました。東京は、大勢の人間が集まっていながら、お互いに身構えていて生身の人間として出会うことがますます難しくなっている場所です。不自由に、我が身を縛り付けているわたしたちに、お互いに本当に血の通った生身の人間同士として出会える、いのちの自由を得させるために、イエス様は世に訪れました。わたしたちも、このイエスと共に外に立ってみる一人となってゆきたいと思います。
by oji-church | 2010-03-19 15:02 | 牧師からのメッセ-ジ