日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

12月6日の週報コラム「ひだり手」

「平和の君の生まれる場所」

★教会の暦は11月29日からクリスマスを待ち望む待降節(アドベント)に入りました。クリスマスは、平和について祈りを合わせる時です。
★ノーベル平和賞を受賞した米大統領はアフガニスタンに3万人の増派を決めました。ちなみに今日本で話題になっている核密約の張本人の一人たる佐藤栄作元首相も平和賞の受賞者の一人です。
★イエスの時代、「平和」と聞いてローマ帝国中の人々はある一人の人物を思い浮かべました。ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス(オクタウィアヌス)です。オクタウィアヌスは紀元前31年、アクティウムの開戦に宿敵アントニウスを破り、内乱に終止符を打ちます。ローマの人々はこぞって彼を「平和の君」と喝采し、初代皇帝の座に据えアウグストゥス(神の人)と呼びます。
★彼はカエサルの養子でしたが、アポロンから生まれた「神の子」と呼ばれ、その誕生は「福音」とされます。お分かりでしょう。ルカによる福音書のクリスマス物語は、この初代ローマ皇帝のことをひっくり返して、飼い葉桶に寝かされた赤ん坊を「平和の君」「神の子」と呼び、その誕生を「喜ばしい知らせ」と呼ぶのです。カレドニアの将軍カルガクスは、「ローマの平和」を評して、「ローマ人は略奪を重ねて無人の野を造るとそれを平和と呼ぶ」と語ったそうです。そんな「ローマの平和」は今も続き、各地で「無人の野」を造ろうとしています。その中で飼い葉桶に生まれた「平和の君」に思いめぐらすことは、意味のないことではないでしょう。
by oji-church | 2009-12-09 13:57 | 牧師からのメッセ-ジ