日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

礼拝予定などをお知らせします。まだまだひよっこのブログですが、コメントを残していただけるとうれしいです。


by oji-church
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

10月11日の週報コラム「ひだり手」

「お肉はどうやって食卓に」

★9月28日に北支区部落解放委員会と部落解放青年ゼミin関東主催による品川食肉市場でのフィールドワークに参加してきました。
★職員の方々との懇談が非常に印象にのこりました。わたしたちは食物に関して、しばしば思い出したように「いのちをいただく」という表現をします。その際、お魚や農作物の場合には、魚や米を「殺している」ことを思い浮かべる人はほとんどいないでしょう。しかし、お肉の場合、牛や豚を「殺す」ことに思いが向けられがちです。そのことが食肉を生産する人への差別を産む要因ともなっています。
★また、水産品・農作物について学校では、生産流通過程が詳細に教えられますが、食肉についてのみ、と畜を含めた生産流通過程が教えられません。一方に牧場の牛や豚がいて、もう一方にはすでに「お肉」となって店頭や食卓にならんでいる光景が語られるばかりです。そこには、「豚や牛を『殺す』という過程は子どもたちに悪影響を与える」という予断があるのかもしれません。
★実際、食肉の生産に携わる人たちは、牛や豚を「殺す」人間としてではなく、「食肉を作る職人」として高い誇りを持って仕事に当たっておられます。そのことを丁寧に説明すれば、子どもたちは「お肉が食べられなくなったら困る」と素直に受けとめるそうです。これに対して大人は、なかなか受け入れることができない。そんな大人の予断や偏見によって、なお食肉生産に携わる人たちへの心ない差別が絶えないことが語られました。わたしたちが日々口にしている食物です。わたしたち自身の事柄として、受けとめ直してみる必要があるように思います。
by oji-church | 2009-10-15 11:01 | 牧師からのメッセ-ジ