日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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8月30日の週報コラム「ひだり手」

「『日本を守る』って、何を守るの?」

《そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『見よ、あそこだ』と言う者がいても、信じてはならない。偽メシアや偽預言者が現れて、しるしや不思議な業を行い、できれば、選ばれた人たちを惑わそうとするからである」(マルコ13章21~22節)
★「日本を守る」。このところの選挙戦の中で、そんな言葉が勇ましく語られるのをしばしば耳にしました。これを聞くと、思い出す言葉があります。「『日本兵がおきなわをまもる。日本兵が日本をまもる。おまえたちはでろ! でないところすぞ』 みんなはおそろしくなって、はかをとびだしました」(丸木俊・丸木位里『おきなわ 島のこえ』より)。
★沖縄戦の中で、母親と子ども二人おじいさんとおばあさんの家族が、砲弾の中を逃げまどい、亀甲墓という沖縄特有の大きな墓の中に逃げ込みます。ほっとしたのもつかの間、そこの3人の日本兵が入ってきて、上のように叫び、そこに避難していた人たちを追い出します。実際にこのようなことは、沖縄戦の最中、しばしばあったそうです。泣き声をあげる乳飲み子を、米軍に見つかるとの理由で殺すこともありました。
★「日本を守る」と言って一体何を守るというのだろうか。「ここ」「あそこ」と自分の回りに線を引いて居場所を決めその内側に安住しようとする気持ちを、わたしたち誰もが持っていますが、その時、わたしたちは線の「外側」が見えなくなってしまうものです。しばしばわたしたちは、境界線上に生きる人、線の「外側」に生きる人の生命を犠牲にして、線の内側の安住を得ているのです。
★先々週、故国での迫害を逃れて日本に来ている難民申請者の友人が、入国管理局の収容所に収容されました。「日本を守る」と言っている人たちが、この人を守らないことは確かなようです。
by oji-church | 2009-09-04 17:07 | 牧師からのメッセ-ジ