日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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8月16日の週報コラム「ひだり手」

「うそのない世界」

★1945年8月6日8時15分広島。1945年8月9日午前11時2分長崎。それぞれの日から64年が経ちました。政府は、原爆症患者の抜本的な救済策を提示しましたが、なお、この救済策からも漏れる人たちがあります。なお、原爆は終わっていない、終わらないことを、わたしたちは知らされます。
★「先生はたとえどんな小さなことでも、わるいことをすれば、えいきゅうにそのつみはきえないのだと思います。それを一生もって生きていくのが、人間の生きていくすべてだと思います」(灰谷健次郎『わたしの出会った子どもたち』)。チューインガム一つを盗んだ女の子に対する灰谷先生の言葉です。女の子は、先生の前で泣きながらこんな詩を書きます。

せんせい おこらんとって
せんせい おこらんとってな
わたし ものすごくわるいことした

わたし おみせやさんのチューンガムとってん
一年生の子とふたりで/チューインガムとってしもてん
すぐ みつかってしもた
きっと かみさんが
おばさんにしらせたんや
わたし ものもいわれへん
からだが おもちゃみたいに
かたかたふるえるねん

……

「こんな子 うちの子とちがう 出ていき」
 おかあちゃんはなきながら
 そないいうねん

 わたし ひとりで出ていってん

 ……

 おそうに うちへかえって
 さかなみたいにおかあちゃんにあやまってんけど
 おかあちゃんは わたしのかおを見て ないてばかりいる
 わたしは どうして
 あんなわるいことしてんやろ

 ……

★「安子ちゃんが、この詩をかいたことは、そのうそのない人間になろうとしているあかしだと、先生は思います。だからこそ、先生は、安子ちゃんの詩をよんで、なみだがでたのです」。
★おとなたちが、過去の罪に対してどれだけ真摯に向き合っているかを問われます。うそのないおとな、うそのない世界が求められます。
by oji-church | 2009-08-20 11:11 | 牧師からのメッセ-ジ