日本キリスト教団王子教会 ojichurch.exblog.jp

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6月14日の週報コラム「ひだり手」

「孤独の力」

★詩人の谷川俊太郎さんのデビュー作となった「二十億光年の孤独」という詩があります。

二十億光年の孤独

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕はしらない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨んでゆく
それゆえみんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

★「万有引力とは、ひき合う孤独の力である」という言葉に心引かれます。この宇宙に浮かぶ星々はどれも皆引力を持っていて、周りのものを自分に引き寄せようとしています。地球にも引力があって、そのお陰でわたしたちは地球上で立ったり座ったり、寝ころんだり、歩いたり走ったりできます。
★わたしたち一人一人の人間もこの宇宙に存在しているものです。ならば人間もまた、お互いに引き寄せ合う力を持っているのではないだろうか。人間一人一人、だれもが心のどこかに孤独やさびしさを抱えているものです。どんなにおもしろおかしく生きているように見える人でも、必ず心のどこかにさびしさや孤独な気持ちを抱えています。孤独やさびしさを抱えているからこそ、独りよがりでなく、お互いにお互いを引き寄せ合う力を生み出すのです。孤独やさびしさを見つめることは、わたしたちが共に生きようとする力の源だとも言えるでしょう。
by oji-church | 2009-06-16 13:23 | 牧師からのメッセ-ジ